各企業の倫理とコンプライアンス責任者であるクライアントパートナーは、企業文化の発展に大きな影響を与えることができる独自の立場にあります。以前は、コンプライアンス研修では、「チェックボックスをマークする」方法が一般的でした。それは、規制遵守のための単なるスタッフ研修であって、その理由、方法、理由、および過程に関わる人員ついては、あまり考えられていませんでした。しかし現在、より多くの企業が、文化を触媒(カタリスト)することの価値を理解し始めています。
「企業文化は戦略に勝る」は、2000年代前半に、クレアモント大学院大学(Claremont Graduate University)のピータードラッカー研究所(Peter Drucker Institute)の設立者である著名な経営学者ピーター・ドラッカー(Peter Drucker)に関連して有名になった言葉です。これは、ビジネスの中心は常に人間であり、文化や価値観の共有が不十分だと,どんなに良い計画を立てても台無しになってしまうので、企業が成功するためには、文化を優先させなければならないという意味です。(文化を優先させることで、従業員の定着率から財務パフォーマンスまで、多くの重要な指標において成功を収めることができるということを、弊社の調査は裏付けています。)
LRNの創業以来、企業文化はLRNの優先事項となっており、社内の運営方法においても、弊社が外部に提供するサービスやソリューションにおいても、それが優先事項となっています。
LRNでは、ルールが完全に明確でなくても、リアルタイムの意思決定を支援するフレームワークを各従業員に提供できると確信しています。企業の価値観を一貫して伝え、簡単なジレンマから深刻な不祥事まで、個人が悩みや経験をぶつけられるよう、リーダーシップとツールの両方を利用することで、強固な土台が築かれます。
LRNの行動指針は、インテグリティ、謙虚さ、情熱、そして真実です。迷ったときは、この中核となる価値観を参照し、アプローチを練り上げ、進むべき道を見極めるようにするのです。
LRNリーダーシップフレームワークは、弊社の文化を定義付け、活性化し、統一するもので、従業員同士、あるいはクライアントパートナーとのコラボレーションを問わず、弊社の行動を鼓舞し、情報を提供します。フレームワークは、永続的な成功とは、在職期間、職務、組織図での役職に関りなく、インスパイアされた倫理的な経営によって達成されると私たちは信じています。時間が経つにつれて、倫理的な経営は、共通の企業価値に従って自らを管理する文化を形成します。
LRNリーダーシップフレームワークは、倫理的な経営の多面的な要素を反映し、相互に関連し、補強し合う、一連の原則で構成されています。それは、弊社の中核となる価値観に命を吹き込み、日常のビジネス上の意思決定と行動を導くものであり、そしてまた、組織としての進化と過程をサポートしている、より幅広く、より内省的な文脈で、私たちの行動の振り返りを可能にしている、生ける規範なのです。
LRNリーダーシップフレームワークのルーツは、LRNの創設者兼取締役会会長であるドブ・サイドマン(Dov Seidman)の著書『How:なぜ、何かをどのように行うかがすべてを意味するのか(How: Why HOW We Do Anything Means Everything,)』にさかのぼります。
41 Madison Avenue, 30th floor
New York, New York 10010
+1 646 862 2040
Unit 1, Damastown Technology Park
Mulhuddart Dublin 15 Ireland
+353 1 8111300
Nirlon Knowledge Park, Block B2, 1st Floor
Off Western Express Highway, Goregaon East
Mumbai, IN
+91 22 6151 4700
LRNは、倫理文化を優先するクライアントパートナーと同様、新型コロナウイルスの世界的大流行が始まった際、完全にリモートのワークスタイルへの転換を無事に乗り切ることができました。他のほとんどの企業と同様、以前の状態に弊社が戻ることはないでしょう。弊社は、地域を超えて、リモートワーク文化を維持できることを期待しています。
ニューヨーク本社と、ダブリンやムンバイの地域支社の再開が見込まれる際にも、LRNは「オフィスという選択」ポリシーを継続します。米国とヨーロッパのLRN従業員の内、ニューヨークとダブリン以外の地域社会を故郷としている従業員はほぼ半数にのぼります。「リモート最優先」の職場という選択肢をお探しの場合は、採用情報ページで募集職種をご確認ください。