2025年 倫理・
コンプライアンスプログラム
有効性に関する国際調査(英語版)

「2025年 倫理・コンプライアンスプログラム有効性に関する国際調査(英語版)」は、LRNの10年以上の研究と世界の専門家・従業員1,500人以上を対象にした調査をもとに、倫理・コンプライアンス(E&C)プログラムの有効性を分析したものです。  

このレポートでは、新たなリスク領域への対応や、経営層と従業員における認識のすれ違いといった課題に焦点を当て、リスクを低減しつつ従業員の信頼を育む、公正で透明性の高い組織風土の構築方法を解説しています。さらに、リスクに対するプログラムの有効性を比較分析し、組織のコンプライアンスプログラム強化や実効性のある企業文化を育むための実践策を提供します。  

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主なポイント:  

  • 可視化ツールの導入:  
    有効性の高いプログラムはベンチマークデータや分析ツールを採用しており、活用度は中程度の効果を示すプログラムの約1.9倍となっています。  
  • 世代間の認識ギャップ:  
    倫理的な意思決定に関する認識では、経営層と中間管理職層の間に42ポイントもの大きな差があることがわかりました。また、Z世代の社員は管理職の公平性に対して懐疑的であるという傾向が見られます。  
  • 第三者リスク管理:  
    有効性の高いプログラムは、第三者デューデリジェンス(評価・継続監査)を重視する傾向が中程度の効果を示すプログラムより約2.3倍高く、リスクを抑えて倫理・コンプライアンス基準との整合性を確保しています。  
  • 依然として残る主要課題:  
    多くの企業は「古い社内システム」、「複雑な規制環境」、「予算不足」が依然として大きな課題であると指摘しており、テクノロジーの活用やリソースの確保が極めて重要であることが明らかになりました。  
2025 E&C Program Effectiveness Report cover mockup