ポリシーと実践をつなぐ:

2025年 倫理・コンプライアンスプログラムの成熟度に関するグローバル調査

LRNが発表した「2025年 倫理・コンプライアンス(E&C)プログラム成熟度に関するグローバル調査」は、現在のコンプライアンスプログラムの実態を包括的に捉えた調査の一つです。調査では、業界、地域、企業規模を問わず、多くのコンプライアンス担当者からの知見をもとに、以下6つの成熟度の観点からプログラムの実態を分析しています 

  • 企業文化 
  • リソースと取締役会による監督体制 
  • 規律・ポリシー類の整備状況 
  • 規律の運用公正な処分およびインセンティブ 
  • 研修と社内コミュニケーション 
  • リスク評価と報告の体制 

2025年の調査データは、倫理・コンプライアンスプログラムの成熟度にばらつきが見られ、特に中間管理職層、規律の運用、企業文化との整合性において、ポリシーと実践の間に重大なギャップが存在することを明らかにしています 

レポートをダウンロードして、成熟度に関するベンチマークの詳細とコンプライアンス活動を、プログラム管理から倫理的リーダーシップへ変革させる戦略的提言ご覧ください。 

レポートはこちらからご覧いただけます

調査から得られる主な知見 

  • 企業文化整合性成熟企業の中で倫理を人事評価に組み込んでいるのは31%に過ぎず中間管理職層における倫理的姿勢(tone in the middle)が強いと回答したのはわずか15%でした。 
  • 調査体制が手動断片的35%の企業がいまだにスプレッドシート追跡をしており、部門を跨ぐ監視体制も一貫性がありません  
  • 規定類は進化45%の企業が行動規範を毎年更新していますが、日常的な行動にポリシー組み込むことはいまだ課題となっています 
  • 研修とその影響測定ギャップが続く研修の理解度を評価している企業は44%に過ぎず、研修後不正行為の傾向を追跡している企業は37%にとどまります。 
  • リスク評価に盲点がある人材管理に関するリスクを評価に含めているのは企業5社に1社未満となりサードパーティの評価を活用している例も限られています。 

※現在、レポートは英語版のみで提供しております。 

2025 Global Study on E&C Program Maturity tablet 2